暮らしの中で、心に余白をつくってくれるもの。
このお茶碗は、そんな存在のように思います。
「かおねこ茶碗 大」は、やさしく、そして少しとぼけたような表情のねこが描かれた、瀬戸焼の器です。器の中ほどにそっと佇むその顔は、どこか憂いを帯びたようにも見えますし、ふとこちらを見上げているようにも見えます。まるで、日々のささやかな出来事に耳を傾けてくれているかのようです。
手に取ると、しっとりとした質感が指先になじみ、安定感のあるかたちが安心感を与えてくれます。瀬戸焼ならではの落ち着いた白の釉薬と、表情豊かな線描との組み合わせが、静かでやわらかな印象をもたらしています。
直径は約13.5cm。一般的なご飯茶碗よりやや大ぶりで、白ごはんだけでなく、炊き込みご飯や具沢山のお茶漬けにもゆったりと使っていただけます。食卓に置いたときの佇まいも美しく、主張しすぎることなく、けれども自然と目を引く不思議な存在感があります。
この器をつくっているのは、瀬戸の地で作陶を続ける双寿園。伝統的な技術に基づきながらも、モダンなデザインで素敵な器を制作されています。一点ずつ手作業で印刷されているため、表情や風合いがほんの少しずつ異なります。それがかえって、ひとつひとつに物語を感じさせてくれるようです。
毎日の食事という繰り返しの時間に、ほんの少しの温もりやゆとりを添えてくれる器。あわただしい朝にも、長く感じる夜にも、そっと寄り添ってくれる存在です。
また、贈り物としてもおすすめです。猫がお好きな方へはもちろん、暮らしに穏やかなユーモアを添えたい方にも喜んでいただけるのではないでしょうか。専用の箱に入れてお届けいたしますので、大切な方へのプレゼントにも安心してお選びいただけます。
ひとつの器が、日々の暮らしの風景を少しだけ変えてくれる。
それはきっと、道具としての機能だけでなく、「ともに過ごすもの」としての力を持っているからかもしれません。
ぜひ、あなただけの「かおねこ」と出会ってみてください。
皆様のご来店を、心よりお待ちしております。